軽度ディサースリアの検出法 投稿日:2017年9月5日 カテゴリー:STAD アメリカで学会発表した時のことです。STADの紹介をしていると、ネイティブは「ダイアドコカイナシス」とか口ずさむんですね。ダイアドコカイナシスって何??と思っていて、前後の文脈から推測するに、どうやら日本で言うディアドコキネシス「交互運動」のことだと分かりました。和製英語との違いに驚愕^^再来週には成田で行われるアジア環太平洋言語聴覚学会で発表します。アメリカ以外の英語話者もダイアドコカイナシスと ... 続きを読む
STADの指示動作は、失行でも誤るのでは? 投稿日:2017年8月29日 カテゴリー:STAD 今回は「STADの指示動作は、失行でも誤るのでは?」についてです。悩めるSTに向けて僕の持っている情報を活用して患者に役立てて頂けますと幸いです。今回は「STAD指示動作」です。===「指示動作に従う」の最大のメリットは・持参物品がいらないということです。ポインティング課題だとどうしても持参物品が多くなります。でも、指示動作は身体ひとつあればシンプルで簡易に聴理解を推定できるからベッドサイドや在宅 ... 続きを読む
STAD普及に有利な条件 投稿日:2017年8月22日 カテゴリー:STAD STADの新たな試験を開始しています。皆さんのお陰で多くの試料が集まりつつあります。本当にありがとうございます。試験に登録して頂いた皆様お力添えの程どうか宜しくお願い致します。===ご協力頂いた方のコメントで嬉しくて、同時に、色々考えることがありました。「当院では、MMSEとHDSRをセットにしたスクリーニングをよく用いますが失語などの理由で適さない方にSTADがとてもいいな、と個人的には思ってい ... 続きを読む
言語障害スクリーニング(STAD)のアルゴリズム 投稿日:2017年8月15日 カテゴリー:STAD STADの新たな試験を実施中です。大勢のSTに協力して頂き本当にありがとうございます。たくさんのデータとともに励ましの言葉も頂きます。皆さんの想いに背中を押されて大きなうねりになってSTADは更に進化する手応えです。===さて、今回も学生のSTADの質問に回答いたします。「STADのアルゴリズムを教えてください」ということです。===脳損傷後のコミュニケーション障害に対する言語聴覚士のインテーク面 ... 続きを読む
STADの誤りが、正常範囲か否か 投稿日:2017年8月8日 カテゴリー:STAD 学生のコメントに回答します。「STADの誤りが、・脳血管障害なのか・病前からの能力なのか判断に迷います。」重要ですよね。病院勤務でも、・今回の病気の影響?・もともとの影響?と悩むことがよくあります。これは、STAD以外でも、失語、構音、高次脳、嚥下、あるいはST以外の医療分野でも重要で予後予測や転機先の決定にも関わる場合があると思います。パッと思いつく範囲で2つポイントを考えました。ひとつめは・・ ... 続きを読む
STADの心理的負担 投稿日:2017年8月1日 カテゴリー:STAD 先週から新たなSTAD試験をスタートしています。たくさんの応募やコメントを頂き本当にありがとうございます!!多くの方に使って頂けるほどにスケールメリットが生じセラピストや施設間での情報共有にとっても有益と考えています。試験に興味がある方はコチラに登録を===さて、この試験に頑張ってくれている学生のコメントに回答します。今回は「STAD施行のマインドセット」です。・・・・・・・・・・学生Aさんのコメ ... 続きを読む
「とうもろこし」の正答率を教えて下さい!学生A子さんの質問 投稿日:2017年7月21日 カテゴリー:STAD STAD標準化試験について企画しています。僕の力不足を素直に認めます。もう僕だけの力ではどうにもなりません。どうかご協力をお願い申し上げます。===前回のSTAD標準化試験予備調査に協力頂いたSTに「どうして協力しようと思ったの?」率直に伺いましたら「あの、単純に、面白そうだと思ったんす」とのことで、思いのほかフットワーク軽くお付き合いいただけました^^今回は参加特典など用意していますが、「単純に ... 続きを読む
STADの書き取りの採点法 投稿日:2017年7月14日 カテゴリー:STAD STADを申請されるSTで慢性期にお勤めの方が意外と多いです。慢性期では・あまり負担をかけたくない・テストバッテリーを揃えられないなどの理由もあり初期評価や、実習生が来るとき以外はほとんど検査をしないSTが多いようです。実は僕もそうで、病院勤務とは事情や環境が違いますね。そんな時に、STADで利用者の負担も少なく簡易に評価できればと思います。我ながらで恐縮ですが、僕自身も、訪問の際、特に初回評価で ... 続きを読む
STADの立方体の採点法 投稿日:2017年7月11日 カテゴリー:STAD ホームページを通して配布している言語障害スクリーニング(STAD)ですが昨日、配信者数「900名」を越えました!僕の養成校の同級生は22人でしたので、40年間クラスに相当と考えると・・・スケールが大きくなって驚きです日頃の臨床に有益なものとして活用頂けると大変嬉しく思います。現在は、これの標準化試験に向けて企画を練っています。前回行った予備調査の結果、皆さんが採点に迷いやすい項目が分かってきました ... 続きを読む
脳梗塞・脳出血の脳画像の写り方 投稿日:2017年7月7日 カテゴリー:セミナー 脳卒中セミナー参加者の悩みです↓「読影できないSTは臨床では使えない!とさんざん言われてきました・・・。」うーん。僕も同じように悩んでいましたよ。まぁ、僕の場合、読影だけでなく、臨床の全部ですけどね^^===就職してから、「よし!脳の勉強をしよう!」と教科書を手にとりまして、たいてい、はじめに出てくるのはこういうのです↓■脳細胞のI-VI「よし!脳細胞のI-VIが分かった!」と、翌日に病棟に行き、 ... 続きを読む