臨床力を高める秘訣は、力のある文献をたくさん読むこと

"臨床力を高める秘訣は ちからのある文献をたくさん読むこと"かつての私の上司である藤谷順子先生から教わったことです。臨床力を高めたいと考える言語聴覚士には必須ではないでしょうか。 以来、臨床で生じる疑問には積極的に文献にあたるようにしています。本を出版するまでには多くの労力が加わりますし本には著者の思想や哲学が詰め込まれて凝縮しています。しかも、その分野のスペシャリストによって提供されるものが5, ... 続きを読む

暗記する学習と、汎化する学習

先日、植村研一先生の脳の講義を受講しました。皆さんには、今村陽子先生の「臨床高次脳機能評価マニュアル」通称「浜松式」をご存知の方も多いと思いますが、植村先生はその上司にあたる方です。講義の一部をシェアします。英語と日本語を聞いた時に活動する脳領域は・バイリンガル話者・そこそこの話者で異なり、バイリンガルは、・英語→ウェルニッケ野の前方・日本語→ウェルニッケ野の後方そこそこの話者では、・何れの言語も ... 続きを読む

脳画像を頭のなかで立体再現する方法

今週末は、大阪出張です!大阪出張は3回目ですが、毎回本場のタコ焼きを楽しみにしてます(笑)2箱は大阪で食べて、お土産で、あと2箱くらい買おうかな?と、企んでます( ̄ー ̄)ニヤリさて、先週からお配りしている「わずか10分で身につく!CTとMRIの見分け方」が好評で嬉しいです☆そして、読者からこんなコメントを頂きました↓↓↓「私の今の目標は画像から情報を読み取ること。目下、画像を頭の中で立体再現するの ... 続きを読む

リハビリのリスク管理に必要なこと

先日は地元の美術館のテラスで脳卒中の勉強してました(笑)隣には奥さんが本を読んでいて、春風を感じながら、心地よかったですね。沖縄では既に桜が満開のようですが、皆さんの地域には如何でしょうか?さて、今回は、「医師カルテの行間が読める」についてです。リハビリ時に必要なリスク管理に繋がると思います。例えば、脳出血例のカルテに「血圧、高値続く」の記載があった時、医師の意図としては、・血圧を下げる治療戦略を ... 続きを読む

「わたしのリハは意味あるのかなー」という自己評価が”低め”のセラピストへ

臨床で、せっかくのファインプレーをファインプレーだと自分で気がつかない新人STとか、自己評価が"低め"のSTに向けます。「わたしのリハは意味あるのかなー」って話です。回復期勤務の当時、私のリハが中止後に不穏傾向になった患者の考察です。=========ST中止⇒不穏=========右脳損傷後の高次脳について介入しておりました。私はその患者さんに会うことを毎日楽しみにしていたし、おそらく患者さんも ... 続きを読む

今年、あなたの臨床力は必ず伸びます!

皆さんの今年の目標はありますか?その際に参考になればと考え、今回は新年に相応しく、「言語聴覚士の成長力」というテーマです。皆さんは、「努力」をすれば、「努力」に比例して「結果」も出る、とお思いですか?しかし、これは、大きな間違いなのです・・・「努力」:量と「結果」:効果について、これは、英語学習、スポーツ、女子力、男子力、ギターの旨さ、医療、芸能、ビジネスetc、かなり多くの分野に共通します。仮に ... 続きを読む

高次脳が苦手なST

もう15年も昔のことです。当時のSTの王道といえば「言語」でしたが、最近はどんどん嚥下にシフトしてきましたね。そして、失語症を含む、高次脳機能が苦手・・・ってSTが増えてる気がします。脳機能の難しさについて考えました。例えば、「脳梁膨大部」???なんて読むんだ??漢字の読み方すら分からないので、頑張って調べますよね。そうして教科書を1段落読み、1ページ読み、「「A」という説があります。」に納得しま ... 続きを読む

リハビリテーション科のリスクマネージメント

こんにちは。STAD開発者の荒木です。なぜ、私がリスクに関して大きな関心を持っているのか?それは、病院勤務当時、リハ科のリスクマネージャーを担当していた経験が大きいと思います。「リスクマネージャー」とは、リハビリで発生した事故について原因を検証したり事故再発防止に向けた取り組みを行うリーダーです。事故が発生すると、スタッフからインシデント・アクシデントレポートが私に提出され、事故の重症度によって、 ... 続きを読む

STの存在意義って?

こんにちは。STAD開発者の荒木です。ST2年目の読者から、「時折STの仕事の存在意義について悩むことがあります。。。」と、相談を頂きましたので、エールを送ります☆=============急性期、ひとり職場の悩み=============「今現在、私の周りを見ますと、STの仕事の専門性を理解してくださる方が少ないです。。。」とのことでした。荒木ST、2年目、23歳の夏、急性期病院勤務&ひとり職場 ... 続きを読む

言語聴覚士のレポート作成 – レポートを見栄えよくする方法

こんにちは。STAD開発者の荒木です。PCの文字の種類は、大きく、「セリフ体」と「サンセリフ体」に分かれることはご存じですか?今回は、これらを組み合わせて、レポートを見栄え良くする方法についてお伝えします!注:レポートはあくまで中身が重要なので、学生さんには対象外の記事です。=============「セリフ」と「サンセリフ」=============「セリフ体」は、文字に、止める、はねる、はらう ... 続きを読む
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